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お口の豆知識 TRIVIA

子どものクチャクチャ食べは躾じゃない?5つの原因と対策


皆さん、こんにちは。五泉市駅前の浅井歯科医院です。


子どもがクチャクチャ音を立てて食べると、「躾の問題では」と感じる保護者の方もいるかもしれません。


しかし、子どもがクチャクチャ食べる理由には、口呼吸や鼻づまり、噛み合わせ、舌の使い方、口周りの筋力不足などが関係していることがあります。


ここでは、主な原因と家庭でできる対策、歯科医院に相談すべき症状を解説します。


■子どものクチャクチャ食べの原因は?


◎口呼吸で口を閉じにくい

クチャクチャ食べる原因のひとつが口呼吸です。本来、食べ物を噛むときは唇を閉じ、奥歯で噛みながら舌で食べ物をまとめます。


しかし、普段から口が開きやすいお子さんは、食事中も唇を閉じにくく、噛む音が外に漏れやすくなります。


口呼吸が続くとお口が乾燥し、むし歯や歯肉炎のリスクにもつながるため、歯みがきだけでなく呼吸や食べ方にも目を向けることが大切です。


◎鼻づまりで口を開けてしまう

鼻づまりがあると、食事中も息をするために口を開けやすくなります。噛みながら口で呼吸しようとするため、クチャクチャという音が出やすくなるのです。


アレルギー性鼻炎や風邪が長引いている場合は、食べ方を注意するだけでは改善しにくいことがあります。


◎噛み合わせや歯並びの影響

前歯が閉じにくい、奥歯の噛み合わせが安定しない、顎の成長バランスが気になる場合、食べ物をうまく噛めず、口を開けたまま食べる癖につながることがあります。


歯並びの乱れがあるからといって、すぐにブラケット矯正などの本格的な矯正が必要になるわけではありませんが、噛みにくさが続く場合は早めの確認が大切です。


◎舌の使い方が未熟

舌は、食べ物を歯の上に運び、噛んだものをまとめ、飲み込みやすい状態にする働きをしています。舌の動きが未熟だと、食べ物を口の中でうまく扱えず、口を開けたまま噛んだり、食べこぼしたりすることがあります。


飲み込むときに舌で前歯を押す癖がある場合も、歯並びや噛み合わせに影響することがあります。


◎口周りの筋力不足

唇や頬、舌の筋力が弱いと、食べ物を口の中に保ちにくくなります。やわらかい食事が多い、よく噛まずに飲み込む、普段から口がぽかんと開いているといった習慣があると、口周りの筋肉が育ちにくいことがあります。


これは単なる癖ではなく、食べる・話す・呼吸する機能の発達に関係する問題として考える必要があります。


■子どものクチャクチャ食べの対処法は?


◎口を閉じて噛む練習をする

まずは食事中に「お口を閉じてモグモグしよう」と、やさしく声をかけてみましょう。強く叱ると食事が苦手になることがあるため、保護者の方が一緒に口を閉じて噛む様子を見せるのがおすすめです。


ひと口の量が多いと口を閉じにくくなるため、口に入れる量を少なめにすることも大切です。


◎噛む回数を増やす

噛む力を育てるには、年齢や歯の生え方に合った硬さの食材を取り入れましょう。


いきなり硬いものを与えるのではなく、少し歯ごたえのある野菜や肉、弾力のある食材などを少量から始めるのがおすすめです。


前歯でかじり取り、奥歯で噛む経験を増やすことで、顎や舌、頬の動きが育ちやすくなります。


◎唇や頬を使う遊びを取り入れる

口周りの筋力を育てるには、遊びの中で唇や頬を動かす方法もあります。


たとえば、シャボン玉を吹く、風車を吹く、ストローで飲む、頬をふくらませる、唇を閉じてにっこり笑うなどです。


無理に長時間行う必要はなく、毎日少しずつ楽しく続けることが大切です。


◎舌を動かす練習をする

舌の使い方が気になる場合は、舌を上あごにつける、左右の口角に舌先を動かす、上唇をなぞるといった簡単な動きから始めます。


舌の位置や動きは食べ方だけでなく、実は歯並びにも関係することがあります。普段から舌が前に出ていないか、口が開いたままになっていないかも観察してみましょう。


■歯科医院に相談すべき症状は?


次のような様子が続く場合は、歯科医院で一度相談することをおすすめします。


  • 食事中にいつもクチャクチャ音がする

  • 口を閉じて噛むことが苦手

  • 食べこぼしが多い

  • よく噛まずに飲み込む

  • 食事に時間がかかる、または早食いになる

  • 普段から口がぽかんと開いている

  • 鼻づまりやいびきが続いている

  • 発音が不明瞭に感じる

  • 前歯が閉じない、噛み合わせが気になる

  • 舌が前に出る癖がある


これらは必ずしもすぐに治療が必要という意味ではありません。ただし、複数当てはまる場合は、食べる・話す・呼吸する働きが年齢相応に育っているか確認した方がよいことがあります。


歯科医院では、歯や歯並びだけでなく、唇の閉じる力、舌の動き、噛み合わせ、食べ方の癖などを総合的に確認します。


口腔機能発達不全症の早期発見や予防につながるため、気になる様子がある場合は数ヵ月単位で経過を見ながら、お子さんに合った練習や歯みがき方法を取り入れていきましょう。


■まとめ


子どものクチャクチャ食べは、躾だけの問題ではなく、口呼吸、鼻づまり、噛み合わせ、舌の使い方、口周りの筋力不足などが関係していることがあります。


強く叱るよりも、食べる量や姿勢、噛み方を見直し、唇や舌を使う練習を少しずつ取り入れることが大切です。


気になる症状が続く場合は、口腔機能発達不全症の早期発見と予防のためにも、五泉市駅前の浅井歯科医院へご相談ください。

浅井歯科医院
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