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お口の豆知識 TRIVIA

歯にいいのはカルシウムだけじゃない!強い歯を作る栄養素とは?


皆さん、こんにちは。五泉市駅前の浅井歯科医院です。

「歯に良い栄養」と聞くと、多くの方がカルシウムを思い浮かべるのではないでしょうか。


確かにカルシウムは歯の主成分ですが、実はそれだけでは強い歯は作れないのです。歯の土台を支える栄養バランスが整ってこそ、むし歯に強く、健康的な口腔環境が保たれます。


この記事では、カルシウムの働きに加え、歯の健康に欠かせない他の栄養素についても詳しく解説します。


■カルシウムが歯に良いと言われる理由は?


カルシウムは、歯や骨の主成分である「ハイドロキシアパタイト」という物質を作るうえで欠かせません。歯の表面のエナメル質や、その内部の象牙質の強度を保つことで、むし歯や欠けを防ぐ役割があります。


ちなみにカルシウムは体内で合成できないため、食事からの摂取が必須です。乳製品(牛乳・チーズ・ヨーグルト)のほか、小魚や小松菜なども効果的な供給源です。


ただし、カルシウムだけを摂取しても体内にうまく吸収されず、骨や歯の形成が不十分になることがあります。次に紹介する栄養素をバランスよく取り入れることで、より強く健康な歯に導きます。


■歯に良いカルシウム以外の栄養素は?


◎ビタミンD:カルシウムの吸収を助ける

カルシウムをしっかり摂っても、体に吸収されなければ意味がありません。ビタミンDは腸でカルシウムの吸収を促進し、血中のカルシウム濃度を一定に保つ働きをします。不足すると、歯や骨がもろくなりやすくなる点に注意が必要です。


摂取しやすい食品:鮭、サンマ、イワシなどの青魚、卵黄、干ししいたけ など


また、ビタミンDは日光を浴びることで体内でも合成されます。お子さんや外出が少ない方は、1日15分ほどの散歩を習慣にすると良いでしょう。


◎ビタミンK:カルシウムを歯に定着させる

ビタミンKは、骨や歯の内部にカルシウムを「定着」させる働きがあります。これにより、カルシウムが血管などの不要な部分に沈着するのを防ぎます。


摂取しやすい食品:納豆、ほうれん草、ブロッコリー、海藻類 など


特に納豆に多く含まれるビタミンK2は、骨や歯の強度を高める作用があるとされています。お子さんでも食べやすい「納豆チャーハン」や「納豆オムレツ」などがおすすめです。


◎リン:カルシウムとともに歯を作る

リンはカルシウムと結合してハイドロキシアパタイトを作り、歯や骨の形成を助けます。


摂取しやすい食品:肉類、魚類、卵、乳製品などに豊富。


ただし、リンを過剰に摂取するとカルシウムの吸収を妨げることがあります。特に加工食品や清涼飲料水には「リン酸塩」が多く含まれるため、摂りすぎには注意が必要です。


◎マグネシウム:カルシウムのバランスを保つ

マグネシウムはカルシウムとバランスを取りながら、骨や歯の形成をサポートします。カルシウムが過剰になると硬くもろい歯になりやすいため、両者のバランスが重要です。


摂取しやすい食品:ナッツ類(アーモンド、くるみ)、海藻類、豆腐、玄米 など


日常的におやつとしてナッツを少量食べるのもおすすめです。


◎ビタミンC:歯ぐきの健康を守る

ビタミンCは、歯を支える歯ぐきや歯槽骨の健康維持に欠かせません。コラーゲンの生成を促し、歯周病予防にもつながります。


摂取しやすい食品:みかん、キウイ、ブロッコリー、赤ピーマン など


熱に弱いため、生のままサラダやフルーツで摂るのが効果的です。お子さんの朝食に果物を加えるのもおすすめです。


◎たんぱく質:歯や歯ぐきの土台をつくる

歯の表面は硬いエナメル質ですが、その下には象牙質や歯髄など柔らかい組織があり、それらの構成にはたんぱく質が不可欠です。また、歯ぐきや顎の筋肉の健康維持にも関係します。


摂取しやすい食品:肉、魚、卵、大豆製品 など


バランスの良い食事を心がけ、無理なダイエットはできるだけ控えるようにしましょう。


◎フッ素:エナメル質を強化する

フッ素はミネラルの一種で、歯のエナメル質を強くし、むし歯の原因となる「酸」で歯を溶かすのを防ぐ働きがあります。歯みがき剤で歯の表面にフッ素を作用させるという方法でもエナメル質を強化できます。


ただし、フッ素は「適量」が大切です。歯科医院でのフッ素塗布は安全性が高く効果的ですが、食品等による体内への過剰摂取(明らかに多量を一度に飲み込んでしまうなど)には注意が必要です。


◎ビタミンA:歯の形成とエナメル質の発達を促す

ビタミンAは、歯の形成期におけるエナメル質の発達を助けます。特に成長期のお子さんにとって重要な栄養素です。


摂取しやすい食品:レバー、うなぎ、にんじん、かぼちゃ など


油と一緒に摂取すると吸収が良くなります。たとえば「かぼちゃの煮物」や「にんじんのきんぴら」などが良いでしょう。


■まとめ


強い歯を作るには、カルシウムだけでなく、ビタミンDやK、マグネシウム、たんぱく質など多くの栄養素が関わっています。


食事からバランスよく摂ることが、むし歯や歯周病の予防、歯並びの維持にもつながります。浅井歯科医院では、栄養面からの口腔ケアアドバイスも行っています。日々の食生活を見直しながら、健康な歯を守りましょう。

浅井歯科医院
歯科医師
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